2023年1月現在・・
昨今の物価高騰は尋常ではありません。
高熱費(電気・ガス・水道)も同じです。
電気代の請求金額を見た私です。
↓
本当~に
驚き過ぎです!!
その顛末を、書いてみましょう。
電気の自由化とは
私が住んでいる場所は、東京電力エリア内です。故に、東京電力を使っていました。
2016年4月から電気が自由化になりました。
ニュースで聞いて知っていましたが、特に気になりませんでした。
自由化になると、電気供給に参入する企業も出てきます。
企業の数が増えれば、価格競争もあります。
我々、消費者の選択肢も増えることになります。
・・ということは、
電気代が安くなる可能性があるのです。家計も助かるし悪くない話です。
「新電力会社」の電気
新しく参入した電力供給の会社を、新電力会社と呼びます。
スマホの機種変更をしたときです。(auショップです)
電気料金の説明もされたのですが、何故だろうと思ったのです。
後で考えると、au電気だったのです。
ケータイ業界まで参入していたとは、知りませんでした。
変更する気もなかったので、やんわり断りましたが。
ためしに調べると、新電力会社の数は多数ありました。
聞いたことのない名前(会社)ばかりです。
電気料金の計算方法を調べてみました。
2種類に分類されています。
重量電灯型=基本料金+使用した電力量により電気料金が変わる
↓
東京電力
市場連動型=電気料金の単価が市場価格と連動して変動する
↓
新電力会社が多い
同じ電気量でも、計算方法で電気料金に違いがでることが分かりました。
電気事情の顛末記(我が家の場合)
金額を書きましたが、あくまで、私一個人として感じたことです。
正確に調べた結果を書いたものとは違います。
ご了承ください。
我が家の顛末を書いてみましょう。
2年前(2021年)の冬でした。
我が家は新電力会社と契約をしました。
いいえ・・正確に言うと、
私が知らないうちに、父が契約をしていたのです。
夜6時頃、自宅に戻ると来客がいました。
私と入れ違いに、来客は帰りました。
新電力会社の営業員だったのですが、その時は分かりませんでした。
父が、私に見せたのが、(新電力会社の)電気の契約書だったのです。
電気代も安くなるし、近所も順番に廻り変えて(契約)います。
そう説明されたから契約をした・・父は話してくれたのです。
一瞬、おかしい?とも思ったのですが、
近所も変えたなら良いのだろう・・納得したのでした。
父の思い込みだったかも知れません。
実際に近所が、契約したのかも分りませんでした。
その後しばらくは、金額も以前と変わらないようでした。
とりあえず安心しました。
1年程過ぎたある日、通帳を見て気がついたのです。
冬の暖房時期も終わり、電気代も下がる5月頃でした。
相変わらず高い金額なのです。
何故だろう?と思ったものの、やり過ごしていました。
夏が近くなった6月下旬です。
高齢になった父のために、エアコンを設置しました。
父は健康で、庭の手入れなどで外にいることが多かったのです。
そのため、日中エアコンを使うこともありませんでした。
今は、殆ど家の中で過ごすため、エアコンは必要です。
なんと、7月の電気料は、3万3千円!
今迄に支払ったこともない高額です。
気になって、2年前を調べてみると・・
エアコン使用の頻度が違う為、参考にはなりませんが、
1万円以下でした。納得できます。
エアコンを使うと、こんなに電気料が高くなっちゃうの?
8月は一体いくらかかるのだろう?
そして・・
問題の8月の請求です。
恐る恐る、通帳を見ました。
腰が抜けるとはこういうことでしょう。
4万7千円・・金額が目に入ったのです。
あまりにも衝撃的な金額でした。
5万円に近い金額です。(ちょっとした家賃なみです)
ボーゼンとしましたが、このまま何もしない訳にはいきません!
そこから、内容を調べ始めたのでした。
新電力会社を解約する決断
我が家の高額の理由が、明らかになりました。
- 急激な物価高騰が続いている⇒市場連動型で契約ゆえに価格に即反映する為
- 夏場の(エアコン等)電気需要が格段に増えた為
この2つが大きな原因です。
確かに、明細をみると間違っていないのですが・・
単純にこの金額を見て、平気な人がいるのでしょうか?
ごくごく、一般的な家庭としては、あまりにも高すぎる金額でした。
結論は、早く解約することでした。
他の新電力会社に変えることは、全く考えませんでした。
東京電力に戻すことに決めました。
契約書を見ると、3年契約になっていました。
3年以内に解約した場合、解約金が発生するのです。
しかたありません。不本意ですが解約することにしました。
東京電力も値上げを発表しています。
それでも、昔から使っている会社だと、やはり安心できるのです。
新電力会社へ変える前に考えること
新電力会社は、市場連動型を採用している場合が多いのです。
その為現在の状況下では、電気料金が高くなりやすい面があります。
反対に、経済状況が良くなれば安くなりやすい・・ということです。
新電力会社に替えて良かったと感じている人もいるでしょう。
ケースバイケースですが、
我が家のようなことも起こりえるのです。
電気料金を安くするため電力会社を替えたのに、
結果的には、反対に(高額に)なってしまったのでした。
世の中が安定すれば、問題も無かった訳ですが、
期待するのは当分無理でしょう。
ニュースで聞く限り、新電力会社の経営状況も厳しいようです。
少し逸れますが・・
最近は、請求書・内訳書・金額・・殆ど、紙媒体を使っていません。
どの位使って、いくら払ったか・・
自分から(ネット等で)調べないと、直ぐには分りません。
そこも盲点かなと思います。
関心がないと、(私のように)気がつくのも遅くなるわけです。
契約していた新電力会社ですが、契約期間は1年半程でした。
その間、一度も明細を見た(調べた)ことはありませんでした。
恥ずかしながら・・解約直前になって調べたのが初めてでした。
後悔ばかりしてもしかたありません。
この経験を機に、電気量や電気料金に目が向くようになりました。
これも人生の学びの一つになったかな。
自分に言い聞かせた私なのでした。(真面目な私です・・)